「言ふかひなくぞこぼれ破れたる」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
聞きしよりもまして、
言ふかひなくぞ
こぼれ破れたる。家に
預けたりつる人の心も、
荒れたるなりけり。
現代語訳・口語訳・意味
伝え聞いていた以上に、
どうしようもないほど壊れ傷んでいる。家の管理を任せていた人の心も、すさんでいたことよ。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 言ふかひなく | ク活用の形容詞「いふかひなし」の連用形 |
| ぞ | 係助詞・係り結び |
| こぼれ | ラ行下二段活用「こぼる」の連用形 |
| 破れ | ラ行下二段活用「やぶる」の連用形 |
| たる。 | 存続の助動詞「たり」の連体形・係り結び |
主な出典
【土佐日記「帰京」】
京に入り立ちてうれし。家に至りて、門に入るに、月明かければ、いとよくありさま見ゆ。聞きしよりもまして、言ふかひなくぞこぼれ破れたる。家に預けたりつる人の心も、荒れたるなりけり。