「神鳴るさわぎ」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
「あなや。」
と言ひけれど、神鳴る
さわぎに、え聞かざりけり。
現代語訳・口語訳・意味
「あれえ。」と(女性は)言ったのですが、
雷の鳴るやかましさで、(男はこれを)とても聞き取ることができませんでした。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 神 | 名詞 |
| 鳴る | ラ行四段活用「なる」の連体形 |
| さわぎ | 名詞 |
主な出典
【伊勢物語「芥川」】
「あなや。」と言ひけれど、神鳴るさわぎに、え聞かざりけり。やうやう夜も明けゆくに、見れば、率て来し女もなし。足ずりをして泣けどもかひなし。