はじめに
直角三角形の定理で、高校になってからもかなり活躍する定理をここで紹介します。その名も、
三平方の定理(ピタゴラスの定理)です。
三平方の定理
まず図のような直角三角形ABCを描きます。
各頂点A、B、Cに対応する辺をそれぞれa、b、cとしたとき、次の定理が成り立ちます。
これが三平方の定理です。この定理によって、直角三角形の2辺の長さがわかっていて、もう1辺の長さがわからないといったときに、その辺の長さを簡単に計算で求めることができます。
早速使ってみましょう
では早速、次の三角形で三平方の定理を使ってみましょう。
△ABCにおいて、∠ACB=90°、辺BCと辺ACの辺の長さは図の通りです。このとき辺ABの長さを求めてみましょう。
∠ACB=90°、すなわち△ABCは直角三角形なので、三平方の定理を用いることができます。三平方の定理より
常にAB>0なので
比較的馴染みやすい定理ですので、さくっと自分のものにしちゃいましょう!