はじめに
方程式にはいくつかの性質があります。このテキストではそれをまとめてみました。
1:等式の両辺に同じ数を加えても、等式は成り立つ
A=Bならば、A+x=B+xも成り立ちます。
例えば、
x-2=4だったとしましょう。このとき両辺に、2を加えて
x-2+2=4+2としても、等式はそのまま成り立ちます。
2:等式の両辺から同じ数をひいても、等式は成り立つ
「性質1」は足し算でしたが、今度は引き算です。
A=Bならば、A-x=B-xも成り立ちます。
例えば
x+2=4だったとしましょう。このとき両辺から2をひいて、
x+2-2=4-2としても、等式はそのまま成り立ちます。
3:等式の両辺に0以外の同じ数をかけても等式は成り立つ
A=Bならば、Ax=Bxも成り立ちます。
例えば、
x-2=4だったとしましょう。このとき両辺に2をかけて
(x-2)×2=4×2としても、等式はそのまま成り立ちます。
4:等式の両辺を0以外の同じ数で割っても等式は成り立つ
A=Bならば、A÷x=B÷xも成り立ちます。
例えば、
x-2=4だったとしましょう。このとき両辺を2で割って
(x-2)÷2=4÷2としても、等式はそのまま成り立ちます。