「ころもうつ/衣打つ」の意味・活用・使用例【連語】
このテキストでは、古文単語「
ころもうつ/衣打つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
成り立ち
名詞「衣」とタ行四段活用の動詞「うつ」が一語になったもの。「ころもうつ」を一単語とした場合の活用は以下のとおり。
タ行四段活用
未然形 | ころもうた |
連用形 | ころもうち |
終止形 | ころもうつ |
連体形 | ころもうつ |
已然形 | ころもうて |
命令形 | ころもうて |
■意味:他動詞
つやを出したり柔らかくするため砧(きぬた)と呼ばれる木槌で衣服を打つこと。。
[出典]:
百人一首 参議雅経
「み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く
衣うつなり」
[訳]:吉野の山に秋風が吹き渡り夜も更けてきました。古都では寒々と
衣を打つ(音が聞こえてくる)ことです。