前回のおさらい
前回は加法定理の中でも
の2つの定理について証明をしました。今回はその第2回目です。
ここでは
…①
…②
について証明をしていきましょう。
証明
前回の証明で
であることがわかりました。この両辺のαを
で置き換えてみます。
左辺は
右辺は
ここで思い出してみてください。
という公式がありましたね。
この公式でθをα+βと考えると左辺の式は
…③となります。
同じように右辺の式を考えると
において
ですので、これらを右辺の式に代入して整理をすると
…④
③=④より
であることがわかります。
②の式については、余弦の証明のときと同じように、「β」を「-β」に置き換えて考えれば導きだすことができます。