恒等式の計算問題
がxについての恒等式であるとき、aとbの値を求めてみましょう。
がxについての恒等式であるとき、両辺に共通の項を掛けてもこの恒等式が崩れることはありません。
どういうことかというと
がxについての恒等式であるならば、両辺に
をかけて
となってもこの式はxについての恒等式であるということです。
このことを利用して
からaとbを求めてみましょう。
まず分数式をなくすために、両辺に
を掛けます。すると
となるので、この右辺をxについてまとめれるものとそうでないものに分けてみます。
これがxについての恒等式であるということから
…①
…②
が成り立ちます。①と②の連立方程式を解いて
a=-1、b=2 を導くことができます。
がxについての恒等式であるとき、両辺に共通の項を掛けてもこの恒等式が崩れることはありません。
ここをしっかりと抑えておきましょう。