分数の恒等式
がxについての恒等式となるよう、定数aとbの値を定めなさい。
分数で恒等式について考えるときにはまず、
両辺になにをかけたら分母が消えるかを考えましょう。この場合、(x+1)(2x−1)を両辺にかけると、分母が消えますね。
左辺は
右辺は
これを展開して整理すると
3x+1=a(2x−1)+b(x+1)
3x+1=2ax−a+bx+b
3x+1=(2a+b)x−a+b
この式がxについての恒等式となるのは、
左辺と右辺の同じ次数の項の係数が等しくなるときなので
・2a+b=3
・−a+b=1
であればよいですね。この式を解くと
a=2/3、b=5/3が求まります。