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高校古文『女郎花盛りの色を見るからに露のわきける身こそ知らるれ』わかりやすい現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは紫式部日記の『女郎花』に収録されている歌「女郎花盛りの色を見るからに露のわきける身こそ知らるれ」の現代語訳・口語訳と解説、そして品詞分解をしています。

原文

女郎花盛りの色を見るからに露のわきける身こそ知らるれ

ひらがなでの読み方

おみなへし さかりのいろを みるからに つゆのわきける みこそしらるれ

現代語訳

(朝露がついて美しく染まった)女郎花の盛りの色を見たばかりに、露が区別して(つかずに美しく染めてくれない)私の身のことが思い知られます。

解説

紫式部が朝、部屋から外を眺めていたところ、藤原道長が女郎花を手に現れます。寝起き顔であった紫式部は、今が盛りと咲く女郎花にちなんで盛りが過ぎた我が身を嘆く歌を詠みました。

品詞分解

※名詞は省略しています。

女郎花
盛り
格助詞
格助詞
見るマ行上一段活用「みる」の連体形
からに接続助詞
格助詞
わきカ行四段活用「わく」の連用形
ける過去の助動詞「けり」の連体形
こそ係助詞
知らラ行四段活用「しる」の未然形
るれ自発の助動詞「る」の已然形

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
『教科書 精選古典B 古文編 Ⅱ部』東京書籍
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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