よしばむ/由ばむ
マ行四段活用
未然形 | よしばま |
連用形 | よしばみ |
終止形 | よしばむ |
連体形 | よしばむ |
已然形 | よしばめ |
命令形 | よしばめ |
■意味:自動詞
由緒ありげに振る舞う、風情や趣があるように見せる、上品ぶる。
[出典]:
車争ひ 源氏物語
「よき女房車多くて、雑々の人なき隙を思ひ定めて、皆さし退けさする中に、網代のすこしなれたるが、下簾のさまなど
よしばめるに...」
[訳]:高貴な身分の女性の牛車が多いので、身分の低い者どものいない所(を見つけそこに停める)とよく考えて決め、皆(周りの車)を立ち退かせる中に、網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が
由緒ありげなうえに...