まそほ/真朱/真緒
このテキストでは、古文単語「
まそほ/真朱/真緒」の意味、解説とその使用例を記している。
※「ますほ」とも。
名詞
■意味1
(朱色の顔料にする)
赤い土。
■意味2
赤い色。
[出典]:
或者、子を法師になして 徒然草
「
ますほの薄(すすき)、
まそほの薄など言ふ事あり。渡辺の聖、この事を伝へ知りたり。」
[訳]:(和歌では)
ますほのすすき(といったり)、
まそほのすすきなどと言ったりする事がある。渡辺の聖が、この事を伝え聞いて知っている。
※「ますほのすすき/ますほのすすき」とは、すすきの穂が赤みがかったものをいう。