「二十二年おはしましき」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
御年十九。世を
保たせ給ふこと二年。そののち、二十二年
おはしましき。
現代語訳・口語訳・意味
(天皇として)世をお治めになること二年。そののちに、(ご出家なされてから)
二十二年ご存命でいらっしゃいました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 二十二年 | ー | ー |
| おはしまし | 尊敬語・サ行四段活用「おはします」の連用形 | 語り手→花山天皇 |
| き。 | 過去の助動詞「き」終止形 | ー |
主な出典
【大鏡「花山院の出家」】
永観二年八月二十八日、位につかせ給ふ。御年十七。寛和二年丙戌六月二十二日の夜、あさましく候ひしことは、人にも知らせさせ給はで、みそかに花山寺におはしまして、御出家入道せさせ給へりしこそ。御年十九。世を保たせ給ふこと二年。そののち、二十二年おはしましき。