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古文単語「うちつづく/打ち続く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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うちつづく/打ち続く

このテキストでは、古文単語「うちつづく/打ち続く」の意味、解説とその使用例を記している。

「うちつづく/打ち続く」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。
①カ行四段活用

未然形うちつづか
連用形うちつづき
終止形うちつづく
連体形うちつづく
已然形うちつづけ
命令形うちつづけ


意味:自動詞

切れ目なく続く

[出典]折節の 徒然草
「垣根の草萌えいづるころより、やや春ふかく霞わたりて、花もやうやうけしきだつほどこそあれ、折りしも雨風うちつづきて、心あわたたしく散り過ぎぬ。」

[訳]:垣根の草が芽ぐむころから、しだいに春も深まり一面に霞がかかって、桜の花もだんだんと咲き出しそうになるころではあるが、ちょうどそのとき雨や風が切れ目なく続いて、気ぜわしく散っていってしまう。




②カ行下二段活用

未然形うちつづけ
連用形うちつづけ
終止形うちつづく
連体形うちつづくる
已然形うちつづくれ
命令形うちつづけよ


意味:他動詞

切れ目なく連続させる

[出典]:常夏 源氏物語
「本末あはぬ歌、口疾く打ち続けなどしたまふ。」

[訳]:上句と下句と意味がつながらない歌を、早口で切れ目なく続けたりなどなさる。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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