ふしんなり/不審なり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「
ふしんなり/不審なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | ふしんなら | ◯ |
連用形 | ふしんなり | ふしんに |
終止形 | ふしんなり | ◯ |
連体形 | ふしんなる | ◯ |
已然形 | ふしんなれ | ◯ |
命令形 | ふしんなれ | ◯ |
■意味
疑わしい、怪しい、不安だ。
[出典]:
いみじき成敗 沙石集
「七つこそありしに、六つあるこそ
不審なれ。一つをば隠されたるにや。」
[訳]:(軟挺は)七つあったはずだが、(ここに)六つあるのは
疑わしい。一つお隠しになられたのではないですか。