しす/死す
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「
しす/死す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行変格活用
未然形 | しせ |
連用形 | しし |
終止形 | しす |
連体形 | しする |
已然形 | しすれ |
命令形 | しせよ |
■意味:自動詞
死ぬ。
[出典]:
漂泊の思ひ・旅立ち 松尾芭蕉
「船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に
死せるあり。」
[訳]:船頭として船の上で生涯を過ごす人や、馬子として馬のくつわを引いて老いるのを待ち受ける人は、毎日が旅であって旅を住処としているのだ。昔の人も多くが旅をしながら
亡くなっている。