おとしむ/貶む
このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「
おとしむ/貶む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
マ行下二段活用
未然形 | おとしめ |
連用形 | おとしめ |
終止形 | おとしむ |
連体形 | おとしむる |
已然形 | おとしむれ |
命令形 | おとしめよ |
■意味:他動詞
さげすむ、軽蔑する、見下す。
[出典]:
桐壷 源氏物語
「はじめより我はと思ひ上がり給へる御方々、めざましきものに
おとしめ嫉み給ふ。」
[訳]:(宮廷に仕え始めた)当初から、自分こそは(帝の寵愛を受ける)と自負していらっしゃる方々は、(寵愛を受けていた女性を)気に食わない者として
さげすみ、ねたみなさいます。