いとなみいだす/営み出だす
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
いとなみいだす/営み出だす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「いとなみいづ/営み出づ」とも。
サ行四段活用
未然形 | いとなみいださ |
連用形 | いとなみいだし |
終止形 | いとなみいだす |
連体形 | いとなみいだす |
已然形 | いとなみいだせ |
命令形 | いとなみいだせ |
■意味:他動詞
作り出す、こしらえあげる。
[出典]:
亀山殿の御池に 徒然草
「多くの銭を賜ひて、数日に
営み出だして、掛けたりけるに、おほかた廻らざりければ、とかく直しけれども、つひに回らで、いたづらに立てりけり。」
[訳]:多くの金銭をお与えになって、数日かけて
こしらえあげて、(水車を川に)かけたところ、まったくまわらなかったので、あれこれと直してみたけれど、最後までまわることはなく、むなしく(水車は)立っているだけであった。