ころびいる/転び入る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
ころびいる/転び入る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | ころびいら |
連用形 | ころびいり |
終止形 | ころびいる |
連体形 | ころびいる |
已然形 | ころびいれ |
命令形 | ころびいれ |
■意味:自動詞
転がり落ちる、転がり入る。
[出典]:
猫また 徒然草
「小川の端にて、音に聞きし猫また、あやまたず、足許へふと寄り来て、やがてかきつくままに、頸のほどを食はんとす。肝心も失せて、防かんとするに力もなく、足も立たず、小川へ
転び入りて...」
[訳]:小川のほとりでうわさに聞いた猫またが、ねらいどおりに、(僧の)足元にさっと寄ってきて、すぐさま飛びつくやいなや、首のあたりに食いつこうとします。(僧は)正気も失って、防ごうとするも力も出ず、足も立たなく、小川へ
転がり落ちて...