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古文単語「あたふ/能ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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あたふ/能ふ

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「あたふ/能ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「あたふ」には
①能ふ
②与ふ
の用法があるが、ここでは「①能ふ」を扱う。
ハ行四段活用

未然形あたは
連用形あたひ
終止形あたふ
連体形あたふ
已然形あたへ
命令形あたへ

※下に打消の語を伴い「あたはず」や「あたはぬ」といった形で用いられることが多い。
意味1:自動詞

できる

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
あたはぬことなり。」

[訳]:(泣き悲しんでも引き止めることは)できないことなのだ。


意味2:自動詞

適当である、ふさわしい

[出典]:今昔物語
「これ汝が着る物にあたはず。」

[訳]:これはお前が着るものとしてふさわしくない。




意味3:自動詞

理にかなう、納得がいく

[出典]:落窪物語
「北の方いとあたはず思ひて...」

[訳]:北の方はたいそう納得がいかないと思って...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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