はかる/謀る/企る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
はかる/謀る/企る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「はかる」には
①
計る/測る/量る
②図る/諮る/議る
③謀る/企る
などがあるが、ここでは「③謀る/企る」について扱う。
ラ行四段活用
未然形 | はから |
連用形 | はかり |
終止形 | はかる |
連体形 | はかる |
已然形 | はかれ |
命令形 | はかれ |
※「計る」と書く場合もある。
■意味1:他動詞
企てる、たくらむ、画策する。
[出典]:西光被斬 平家物語
「あは、これらが内々謀りし事のもれにけるよ。」
[訳]:ああ、この者でひそかに企てたことが知られてしまったことよ。
■意味2:他動詞
だます、欺く。
[出典]:
花山院の出家 大鏡
「我をば
謀るなりけり。」
[訳]:私を
だましたのだな。