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大鏡『花山院の出家』(あはれなることは〜)の品詞分解

著者名: 走るメロス
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『花山院の出家』

このテキストでは、大鏡『花山院の出家』(あはれなることは〜)の品詞分解を記しています。書籍によっては「花山天皇の出家・花山院の退位」と題するものもあるようです。



※前回のテキスト:『次の帝、花山院天皇と〜』の品詞分解

※現代語訳:『あはれなることは〜』の現代語訳

※大鏡は平安時代後期に成立したとされる歴史物語です。藤原道長の栄華を中心に、宮廷の歴史が描かれています。
品詞分解

※名詞は省略しています。


あはれなることは、おりおはしましける夜は藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひけるに、

あはれなる形容動詞・ナリ活用・連体形
こと
は、係助詞
おりラ行上二段活用
おはしまし尊敬の補助動詞・サ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
係助詞
藤壺
格助詞
格助詞
御局
格助詞
小戸
より格助詞
出でダ行下二段活用・未然形
させ尊敬の助動詞・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
に、接続助詞



有明の月のいみじく明かかりければ、「顕証にこそありけれ。いかがすべからむ。」と仰せられけるを、

有明け
格助詞
格助詞
いみじく形容詞・シク活用・連用形
明かかり形容詞・ク活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
「顕証に形容動詞・ナリ活用・連用形
こそ係助詞
ありラ行変格活用・連用形
けれ。詠嘆の助動詞・已然形
いかが副詞
サ行変格活用・終止形
べから適当の助動詞・未然形
む。」推量の助動詞・連体形
格助詞
仰せサ行下二段活用・未然形
られ尊敬の助動詞・連用形
ける過去の助動詞・連体形
を、格助詞



「さりとて、とまらせ給ふべきやう侍らず。神璽・宝剣わたり給ひぬるには。」と粟田殿の騒がし申し給ひけるは、

「さりとて、接続詞
とまらラ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給ふ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・終止形
べき可能の助動詞・連体形
やう
侍らラ行変格活用・未然形
ず。打消の助動詞・終止形
神璽・宝剣
わたりラ行四段活用・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
ぬる完了の助動詞・連体形
接続助詞
は。」係助詞
と、格助詞
粟田殿
格助詞
騒がしサ行四段活用・連用形
申し謙譲の補助動詞・サ行四段活用・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
は、係助詞



まだ帝出でさせおはしまさざりける先に、手づからとりて、春宮の御方にわたし奉り給ひてければ、帰り入らせ給はむことはあるまじく思して、しか申させ給ひけるとぞ。

まだ副詞
出でダ行下二段活用・未然形
させ尊敬の助動詞・連用形
おはしまさ尊敬の補助動詞・サ行四段活用・未然形
ざり打消の助動詞・連用形
ける過去の助動詞・連体形
に、格助詞
手づから副詞
とりラ行四段活用・連用形
て、接続助詞
春宮
格助詞
御方
格助詞
わたしサ行四段活用・連用形
奉り謙譲の補助動詞・ラ行四段活用・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
完了の助動詞・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
帰り入らラ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給は尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・未然形
婉曲の助動詞・連体形
こと
係助詞
あるラ行変格活用・連体形
まじく打消当然の助動詞・連用形
思しサ行四段活用・連用形
て、接続助詞
しか副詞
申さサ行四段活用・未然形
尊敬の助動詞・連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形
ける過去の助動詞・連体形
格助詞
ぞ。係助詞


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『教科書 精選古典B 』三省堂
『教科書 高等学校古典B』 第一学習社
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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