おほとのごもる/大殿籠る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
おほとのごもる/大殿籠る」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
ラ行四段活用
未然形 | おほとのごもら |
連用形 | おほとのごもり |
終止形 | おほとのごもる |
連体形 | おほとのごもる |
已然形 | おほとのごもれ |
命令形 | おほとのごもれ |
■意味:自動詞
(「寝」の尊敬語で)
お休みになる。
※「大殿(寝殿)にこもる」というのがもとの意味であり、「眠る」ことにこだわらず、体を休めるという意味で用いられることもある。
[出典]:
枕草子 清少納言
「...御前に御覧ぜさせむとすれど、上のおはしまして
大殿籠りたり。」
[訳]:...(中宮様に)お目にかけさせようとしたのですが、天皇がいらっしゃって、(中宮様はご一緒に)
お休みになられています。