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文章の読み解き / 文章の読み解き 和泉式部日記『薫る香に』(まだ端におはしましけるに〜)の品詞分解
著者名:
走るメロス
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和泉式部日記『薫る香に』
ここでは和泉式部日記の中の『薫る香に』の「まだ端におはしましけるに〜」から始まる部分の品詞分解をしています。
前回のテキスト
「夢よりもはかなき世の中を〜」の品詞分解
品詞分解
※名詞は省略しています。
まだ(副詞)
端
に(格助詞)
おはしまし(サ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
に(格助詞)、
こ(代名詞)
の(格助詞)
童、
隠れ
の(格助詞)
方
に(格助詞)
気色ばみ(マ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
けはひ
を(格助詞)
御覧じつけ(カ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
「いかに(副詞)。」
と(格助詞)
問は(ハ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ふ(補助動詞・ハ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、
御文
を(格助詞)
さし出で(ダ行下二段活用・連用形)
たれ(完了の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
御覧じ(サ行変格活用・連用形)
て(接続助詞)、
同じ(形容詞・シク活用・連体形)
枝
に(格助詞)
鳴き(カ行四段活用・連用形)
つつ(接続助詞)
をり(ラ行変格活用・連用形)
し(過去の助動詞・連体形)
ほととぎす
声
は(係助詞)
変はら(ラ行四段活用・未然形)
ぬ(打消の助動詞・連体形)
もの
と(格助詞)
知ら(ラ行四段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・終止形)
や(係助詞)
と(格助詞)
書か(カ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ひ(補助動詞・ハ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
賜ふ(ハ行四段活用・終止形)
とて(格助詞)、
「かかる(ラ行変格活用・連体形)
こと、
ゆめ(副詞)
人
に(格助詞)
言ふ(ハ行四段活用・終止形)
な(終助詞)。
すきがましき(形容詞・シク活用・連体形)
やう
なり(断定の助動詞・終止形)。」
とて(格助詞)、
入ら(ラ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ひ(補助動詞・ハ行四段活用・連用形)
ぬ(完了の助動詞・終止形)。
もて来(カ行変格活用・連用形)
たれ(完了の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
をかし(形容詞・シク活用・終止形)
と(格助詞)
見れ(マ行上一段活用・已然形)
ど(接続助詞)、
常
は(係助詞)
とて(格助詞)
御返り
聞こえさせ(サ行下二段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・終止形)。
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・和泉式部日記『薫る香に』(まだ端におはしましけるに〜)の品詞分解
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『教科書 精選古典B』大修館 |
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
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