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文法 / 文法 宇治拾遺物語『夢買ふ人』の品詞分解(助動詞など)1
著者名:
走るメロス
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宇治拾遺物語『夢買ふ人』
ここでは、宇治拾遺物語の中の『夢買ふ人』の品詞分解をしています。書籍によっては『夢買ふ人の事』とするものもあるようです。長いので2回にわたってお届けします。このテキストは第1回目です。
品詞分解
※名詞は省略してあります。
昔、
備中国
に(格助詞)
郡司
あり(ラ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞終止形)。
それ(代名詞)
が(格助詞)
子
に(格助詞)、
ひきのまき人
と(格助詞)
いふ(ハ行四段活用・連体形)
あり(ラ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
若き(形容詞・ク活用・連体形)
男
に(断定の助動詞・連用形)
て(接続助詞)
あり(補助動詞・ラ行変格活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
とき、
夢
を(格助詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
たり(完了の助動詞・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、
合はせ(サ行下二段活用・未然形)
させ(使役の助動詞・未然形)
む(意志の助動詞・終止形)
とて(格助詞)、
夢解き
の(格助詞)
女
の(格助詞)
もと
に(格助詞)
行き(カ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
夢
合はせ(サ行下二段活用・連用形)
て(接続助詞)
のち、
物語
し(サ行変格活用・連用形)
て(接続助詞)
ゐ(ワ行上一段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
ほど
に(格助詞)、
人々
あまた(副詞)
声
し(サ行変格活用・連体形)
て(接続助詞)
来(カ行変格活用・終止形)
なり(推定の助動詞・終止形)。
国守
の(格助詞)
御子
の(格助詞)
太郎君
の(格助詞)
おはする(サ行変格活用・連体形)
なり(断定の助動詞・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
年
は(係助詞)
十七八
ばかり(副助詞)
の(格助詞)
男
に(断定の助動詞・連用形)
て(接続助詞)
おはし(補助動詞・サ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
心ばへ
は(係助詞)
知ら(ラ行四段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・連用形)、
容貌
は(係助詞)
清げなり(形容動詞・ナリ活用・終止形)。
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・宇治拾遺物語『夢買ふ人』の品詞分解(助動詞など)1
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「教科書 古典 古文編」東京書籍 |
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
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