定積分と微分法
ここでは、次の公式を証明していきます。
要するに、
をxで微分するとf(x)になるという公式の証明です。
証明
f(t)を積分した式の1つをF(t)とします。 つまり、
という関係です。f(t)をaからxの範囲で積分します。
この関係式を、xで微分してみましょう。
さてここでF(a)について考えてみます。aは定数であることから、F(a)もまた定数となります。例えば3を微分すると(3)'=0となるように、定数を微分したものは0となることから、"F'(a)=0"が成り立つことがわかるはずです。このことから、
F'(x)−F'(a)=f(x)−0=f(x)
以上より、
が成り立つことがわかりました。