三角関数を含む方程式
のとき、tanθの値を求めてみましょう。
0≦θ<2πの範囲で
弧度法で2/3 πの角を
度数法書き換えると、"θ=120°"なので
と求めることができますね。
今やったことを反対に考えてみます。
のとき、θを満たす値を求めなさい。
ただし"0≦θ<2π"とします。
まず、
"0≦θ<2π"という条件から、弧度法で答えなければいけないのだなと理解しましょう。ただし弧度法で考えるのが苦手な人は、度数法で考えて、解答の最後で弧度法に書き換えてもかまいません。
となる点を、単位円上に書いてみましょう。
※慣れるまでは、単位円を書いて考えることをお勧めします。しかしそのためには、「"tanθ=−√3"を示す点はここだ」としっかりと把握できている必要があります。
を満たすθの値は、度数法でいうと"θ120°、300°"ですね。
これを弧度法に書き換えると、
これが答えとなります。
ちなみに、θに範囲が与えられていなかった場合は、
が答えとなります。
(※tanθの周期は"π"なので)