新規登録 ログイン

18_80 ヨーロッパ世界の形成と変動 / 西ヨーロッパ中世世界の変容

十字軍の歴史② ~十字軍とサラディンの戦い ヨーロッパ社会の変容~

著者名: エンリケ航海王子
Text_level_2
マイリストに追加

十字軍の影響

このように、最初キリスト教徒の聖地奪還という純粋な宗教的目的から発生した十字軍の聖戦ですが、次第にそれ以外の目的へとなっていきました。

この200年間、イスラム勢力や十字軍の遠征によりビザンツ帝国は弱体化し、また、第4回十字軍の招集以降、ヴェネツィアに誘導された結果によって、ローマ教皇の権威も失墜します。

他方西ヨーロッパ社会では、度重なる遠征で諸侯や騎士が次第に没落していき、代わりに国王の権力が伸長します。

また、ビザンツ帝国の弱体化に成功したヴェネツィアなどの北イタリア諸都市は、その後地中海の商圏を掌握することで、東方貿易の莫大な利益を得ることになるのです。

おわりに

十字軍は、宗教的動機づけから始まったにもかかわらず、さまざまな思惑によってついに聖地回復に至ることはありませんでした。しかし、この十字軍の活動は、その後さまざまな形で西ヨーロッパ社会を変容させる要因となりました。
1ページへ戻る
前のページを読む
3/3
次のページを読む

Tunagari_title
・十字軍の歴史② ~十字軍とサラディンの戦い ヨーロッパ社会の変容~

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『教科書 世界史B』 山川出版社
『詳説世界史研究』 山川出版社
『世界史B 用語集』 山川出版社

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 87,697 pt 
 役に立った数 66 pt 
 う〜ん数 7 pt 
 マイリスト数 25 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。