複素数の乗法
ここでは複素数の掛け算についてみていきましょう。
まずは複素数の前に、"2a×3a"を計算してみてください。
2a×3a=6a²
ですね。誰でも計算できます。
複素数の掛け算も同じように、
iを文字の1種だと思って計算をします。
では実際に問題を解いてみましょう。
■2i×3i
iを文字と思って計算をするので、
2i×3i=6i²
ですね。
しかし!複素数はここからがポイントです。
そもそも複素数とは、2乗すると−1となる「i²=−1」数でしたね。
計算して求めた値に"i²"が入っていれば、i²を−1におきかえてさらに計算を続けなければなりません。つまり
"6i²=6×(−1)=−6"
とここまで求めなければなりません。
ではもう1問やってみましょう。
■i×(−3i)
i×(−3i)=−3i²
ここまではいいですね。
"i²=−1"なので−3i²は、
−3i²=(−3)×(−1)=3
と計算できます。