はじめに
平方根の中の数字は、今まで正の数であることが一般的でした。
しかし複素数という概念が出てきたために、その考え方を改めなければなりません。
つまり、平方根の中に負の数が入ることがあるのです。
例えば

といった具合に。
今回はその考え方について説明をしたいと思います。
負の平方根
例えば

があったとしましょう。
このままでは不恰好ですので、どうにかして
ルートの中のマイナスを表に出さなければなりません。
どうしたらいいのでしょうか。
それは、複素数を用いることによって解決できます。
ポイント

として考える。
このように覚えてください。
これだけで、負の数の平方根はばっちりです。
■実際に数式を使って考えてみましょう。
という式を解いてみましょう。
ポイントの通り、
として考えます。すると、
というように解くことができます。
いかがでしたでしょうか?
<ポイント>の部分をしっかりと覚えて実践できるようにしていきましょう。