2次関数のグラフの平行移動
y=ax²+q、
y=a(x-p)²、
y=ax²+bx+cのグラフのかきかたで見てきたように、"y=ax²+bx+c"のグラフは、"y=ax²"のグラフを平行移動したものです。
ここでは、"y=ax²+bx+c"のグラフを平行移動して、"y=a'x²+b'x+c'"のグラフに重ねるということをやってみましょう。
問題 次の2つの関数について、①の関数のグラフをどのように平行移動したら②の関数のグラフと重なるか考えてみよう。
① y=x²+4x+9
② y=x²-4x+7
教科書にはいろいろと書いてあるかもしれませんが、まずは次のことを覚えましょう。
2つの関数のグラフをかいて、頂点の座標を比べる
というわけでまずは、2つの関数のグラフをかいてみましょう。
次に2つの関数のグラフの頂点を比べます。
①(−2、5)
②(2、3)
ですね。この2つの頂点の関係を調べていきます。
まずx座標を見てみると、「−2→2」となっているので、x軸の正の方向に4移動していることがわかります。
次にy座標を見てみると、「5→3」となっているので、y軸の負の方向に2移動していることがわかります。
以上のことから、②のグラフは①のグラフをx軸方向に4、y軸方向に−2移動すると求まることがわかりますね。
2つの関数においてどれだけ平行移動したかを調べるためには、2つの関数のグラフをかいて、頂点の座標を比べる