新規登録 ログイン

9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする』現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
はじめに

ここでは、新古今和歌集に入っている「橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする」という歌の現代語訳と品詞分解をしていきます。

原文

橘の匂ふあたりのうたた寝は夢も昔の袖の香ぞする

現代語訳(口語訳)

橘の花の香のするあたりでうたた寝をすると、夢の中でも慣れ親しんだ昔の人の袖の香がすることです。

単語・解説

うたたね夏の夜の短い眠りのこと。恋の気分を漂わせる言葉
香ぞする「ぞ~する」で係り結びの法則


この歌は藤原俊成女によって詠まれた歌ですが、古今和歌集にある「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」を本歌とした、本歌取りの技法が用いられています。

品詞分解

※名詞は省略しています。

格助詞
匂ふハ行四段活用・連体形
あたり
格助詞
うたた寝
格助詞
係助詞
格助詞
格助詞
係助詞
するサ行変格活用・連体形

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『教科書 国語総合 古文編』 教育出版
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 32,565 pt 
 役に立った数 25 pt 
 う〜ん数 7 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。