排出とは
食物を体に取り組み、消化・吸収してく過程で、不要な物質や体にとって有害な物質が生じます。これらの物質を体の外に出すしくみのことを
排出と言います。
体に不要な物質とは、炭水化物や脂肪を吸収・分解するときにだされる
水や
二酸化炭素、タンパク質が分解されるときに出る
アンモニアなどです。特に
アンモニアは毒素があるので、肝臓で無毒の尿素に変えてから排出をします。
排出の方法
二酸化炭素をそとに出す
呼吸は排出のいちばんわかりやすい例でしょう。しかしここでは、
腎臓を使うものと
汗腺(かんせん)を使うものを中心にあつかっていきましょう。
■腎臓
腎臓は、体の腰のあたりに、左右1つずつある臓器です。ここで血液中に含まれる不要な物質や尿素をこしとって、
尿をつくります。作られた尿は
輪尿管を通って
ぼうこうにためられ、ある程度たまったらおしっことして外に排出されます。
ちなみに1日に排出される尿の量は、600ml~2500mlと言われています。
■汗腺
汗腺は、皮膚の表面にあって、
汗を出す器官です。汗をなめてみるとしょっぱいですね。汗には、
体で不要となった水分や塩分、老廃物がふくまれています。
・体の中の不要になったものを体の外に出すしくみを排出という
・アンモニアを尿素に変えるのは肝臓
・血液中の尿素をこしとるのは腎臓