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論語『子曰、道千乗之国(千乗の国を導むるには)』解説・書き下し文・口語訳

著者名: 春樹
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中国の思想家孔子が述べたものを弟子たちがまとめたもの、それが論語です。ここでは、論語の第1章「学而第一」の第5、「千乗の国を導むるには」の解説をしています。

白文

曰、道千乗之国、敬而信、節愛人、使民以時。


書き下し文

子曰く、千乗の国を導むるには、事を敬んで(つつしんで)信あり(まことあり)、用を節して人を愛し、民を使うに時を以ってす。


現代語訳(口語訳)

孔子がおっしゃいました。

「戦車千台を持つような大国を治めるためには次の3つが大切です。慎重に政策を選び、一度決めたことは実行にうつすこと。政治に関わる費用を少なくして国民に還元すること。国民を仕事にかりだすときには農作業の時期とずらすようにすること。」




孔子のことを言います。論語で「子」と出てきたら孔子のことを指すので、覚えておきましょう。


政策


政治にかかる費用



置き字の1つ。読まずに、「~て」や「~だけれども」のように接続を表します。
やっかいなのは、順接と逆接、どちらの場合でも使われるという点です。見分け方は、文脈から判断するしかありません。
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『渋沢栄一 論語の読み方』三笠書房
青空文庫http://www.geocities.co.jp/Berkeley/3776/rongo_index.html

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