"too...to 動詞の原形"
これまで学習してきた不定詞の名詞的用法や形容詞的用法、副詞的用法とはジャンルが異なる不定詞がいくつか存在します。
ここでは"
too...to 動詞の原形"という形の不定詞についてみていきましょう。ひとつの熟語(イディオム)と思って覚えたほうが手っ取り早いかもしれません。早速例文です。
1:
This book is too heavy to carry.
※この本は持ち運ぶには重たすぎる。
"too...to 動詞の原形"の形をした不定詞は、"
○○するには...すぎる"、もしくは"
あまりにも...すぎて○○できない"と訳します。
tooのあとには必ず形容詞か副詞が入ります。
"so... that 主語 can't"への書き換え
実はこの構文はテストでよく問われる箇所です。というのも次のような文に書き換えをすることができるからです。例文1を書き換えてみます。
2:
This book is so heavy that I can't carry it.
※この本は重たすぎるので私には運ぶことができない。
"too...to 動詞の原形"は"so...that 主語 can't(couldn't)"に書き換えが可能
書き換えのときのポイントは、先ほど述べたように"too...to 動詞の原形"は"あまりにも...すぎて○○できない"という不可能のニュアンスを含んでいるために、"can't"(過去形のときは"couldn't")が使われるという点です。
"too...to 動詞の原形"では動詞が目的語を伴わないのに対して、"so...that 主語 can't(couldn't)"では
that以下の文の動詞に目的語が必要である(今回であれば"it")ことにも留意しておきましょう。よく間違える箇所です。