指数が分数の場合の計算についてわかりやすく解説します
このテキストを御覧になっている方は、
2²や
3³のように、指数が整数である場合の計算は問題なく解ける方だと思います。
ここでは少し応用で、指数が分数の場合について考えていきます。
例えば「2の2分の1乗」
のような場合です。
考え方
①を考えてみましょう
試しに、①を2乗してみましょう。
ということで、①は2乗すると2となりました。
ここで思い出してみましょう。どこかで、
2乗すると2となる数を勉強しましたよね。そう、ルート(平方根)です。
だからといってすぐ、
としてはいけません。「2の2分の1乗」と表記した場合は、
このうちプラスのみを指すことを覚えておきましょう。以上のことから、
となります。
別の問題もみてみましょう。
それではさらにひねりを加えてもう1問考えてみましょう。
次の数を考えてみましょう。
先ほどのように、2乗してもうまくいきそうにありません。
このような場合は少し視点を変えてみます。8は2の何乗でしょうか?
8=2³
であることから
と置き換えることができます。
これが答えです。
まとめ
このテキストで見てきたように、きれいに計算することができればいいのですが、きれいに計算できないような場合もでてきます。そのような場合は
累乗根という新しい方法を使います。しかしそれは数学Ⅰの範囲ではないので、学年があがってから学習するようにしましょう。