「東の五条わたりに、いと忍びて行きけり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
昔、男ありけり。東の五条わたりに、いと
忍びて行きけり。
現代語訳・口語訳・意味
昔、男がいました。
東の五条の辺りに(住んでいる女のもとに)、たいそう忍んで通っていました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 東 | 名詞 | ー |
| の | 格助詞 | ー |
| 五条 | 名詞 | ー |
| わたり | 名詞 | ー |
| に | 格助詞、 | ー |
| いと | 副詞 | ー |
| 忍び | バ行上二段活用「しのぶ」の連用形 | ー |
| て | 接続助詞 | ー |
| 行き | カ行四段活用「ゆく」の連用形 | ー |
| けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 | ー |
主な出典
【伊勢物語「通ひ路の関守」】
昔、男ありけり。東の五条わたりに、いと忍びて行きけり。みそかなる所なれば、門よりもえ入らで、童べの踏みあけたる築地のくづれより通ひけり。人しげくもあらねど、たび重なりければ、あるじ聞きつけて、その通ひ路に、夜ごとに人をすゑて守らせければ、行けどもえあはで帰りけり。さて詠める。