「昔、惟喬親王と申す親王おはしましけり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
昔、惟喬親王と申す親王
おはしましけり。
現代語訳・口語訳・意味
昔、惟喬親王と申し上げる親王がいらっしゃいました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 昔、 | 名詞 | ー |
| 惟喬親王 | 名詞 | ー |
| と | 格助詞 | ー |
| 申す | サ行四段活用「まうす」の連体形 | 謙譲・作者→惟喬親王 |
| 親王 | 名詞 | ー |
| おはしまし | サ行四段活用「おはします」の連用形 | 尊敬・作者→惟喬親王 |
| けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 | ー |
主な出典
【伊勢物語「渚の院」】
昔、惟喬親王と申す親王おはしましけり。山崎のあなたに、水無瀬といふ所に、宮ありけり。年ごとの桜の花盛りには、その宮へなむおはしましける。その時、右馬頭なりける人を、常に率ておはしましけり。時世経て久しくなりにければ、その人の名忘れにけり。狩りはねむごろにもせで、酒をのみ飲みつつ、やまと歌にかかれりけり。