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百人一首66『もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし』現代語訳と解説(倒置、句切れびなど)

著者名: 走るメロス
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百人一首(66)行尊/歌の意味と読み、現代語訳、単語、品詞分解、覚え方

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし


このテキストでは、百人一首に収録されている歌「もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし」のわかりやすい現代語訳・口語訳と解説(倒置法、句切れの有無など)、歌が詠まれた背景や意味、そして品詞分解を記しています。この歌は、百人一首の他に金葉和歌集にも収録されています。



百人一首とは

百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・藤原定家が選んだ和歌集です。100人の歌人の和歌を、1人につき1首ずつ選んで作られています。百人一首と言われれば一般的にこの和歌集のことを指し、小倉百人一首(おぐらひゃくにんいっしゅ)とも呼ばれます。


暗記に役立つ百人一首一覧

以下のテキストでは、暗記に役立つよう、それぞれの歌に番号、詠み手、ひらがなでの読み方、そして現代語訳・口語訳を記載し、歌番号順に一覧にしています。

暗記に役立つ百人一首一覧


原文

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし


ひらがなでの読み方

もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし



現代語訳

私と一緒にしみじみとした趣を感じておくれ山桜よ。(この山奥では)花よりほかに、(私の心を)知る人もいないのだから。


解説・鑑賞のしかた

この歌の詠み手は、平安時代後期の僧侶、行尊(ぎょうそん)です。
詞書によると、大峰山にて思いがけず桜の花を目にしたときに詠んだ歌となっています。

作者が奈良県にある大峰山で修行をしていたときに詠んだ歌で、修験者の孤独さをストレートに詠んだ歌といっていいでしょう。桜を擬人化している点もポイントです。


主な技法・単語・文法解説

倒置

第一句・第二句と、第三句とが倒置になっています。


句切れ

三句切れ。


品詞分解

※名詞は省略しています。



もろともに副詞
あはれ
格助詞
思へハ行四段活用「おもふ」の命令形
山桜
より格助詞
ほか
格助詞
知るラ行四段活用「しる」の連体形
係助詞
なしク活用の形容詞「なし」の終止形



著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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