「女はこの男をと思ひつつ、親のあはすれども、聞かでなむありける」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
女はこの男をと思ひつつ、親の
あはすれども、
聞かで
なむありける。
現代語訳・口語訳・意味
女はこの男を(夫にしたい)と思い続け、親が(他の男と)結婚させようとするのですが、(それを)聞き入れずにいました。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 女 | 名詞 |
| は | 格助詞 |
| こ | 代名詞 |
| の | 格助詞 |
| 男 | 名詞 |
| を | 格助詞 |
| と | 格助詞 |
| 思ひ | ハ行四段活用「おもふ」の連用形 |
| つつ、 | 継続の接続助詞 |
| 親 | 名詞 |
| の | 格助詞 |
| あはすれ | サ行下二段活用「あはす」の已然形 |
| ども、 | 接続助詞 |
| 聞か | カ行四段活用「きく」の未然形 |
| で | 接続助詞 |
| なむ | 係助詞・係り結び |
| あり | ラ行変格活用「あり」の連用形 |
| ける。 | 過去の助動詞「けり」の連体形・係り結び |
主な出典
【伊勢物語『筒井筒』】
昔、田舎わたらひしける人の子ども、井のもとにいでて遊びけるを、おとなになりにければ、男も女も恥ぢかはしてありけれど、男はこの女をこそ得めと思ふ。女はこの男をと思ひつつ、親のあはすれども、聞かでなむありける。