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古文単語「まぢかし/間近し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
12,236 views |
まぢかし/間近し
このテキストでは、ク活用の形容詞「まぢかし/間近し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | まぢかく | まぢかから |
連用形 | まぢかく | まぢかかり |
終止形 | まぢかし | ◯ |
連体形 | まぢかき | まぢかかる |
已然形 | まぢかけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | まぢかかれ |
■意味1
間隔が近い、すぐ近く。
[出典]:師尹 大鏡
「まぢかきほどなれば、たよりにもと思ひて消息し聞こえつる。」
[訳]:(家が)すぐ近くなので、都合が良いと思って連絡を差し上げたのです。
「まぢかきほどなれば、たよりにもと思ひて消息し聞こえつる。」
[訳]:(家が)すぐ近くなので、都合が良いと思って連絡を差し上げたのです。
■意味2
ごく最近である。
[出典]:祇園精舎 平家物語
「間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。」
[訳]:ごく最近で言えば、六波羅の入道で前の太政大臣平朝臣清盛公と申した人の有様は、伝え伺うにつけても、想像することも言い表すこともできないほどである。
「間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。」
[訳]:ごく最近で言えば、六波羅の入道で前の太政大臣平朝臣清盛公と申した人の有様は、伝え伺うにつけても、想像することも言い表すこともできないほどである。
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