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古文単語「しんじつなり/しんじちなり/真実なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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しんじつなり/しんじちなり/真実なり

このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「しんじつなり/しんじちなり/真実なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容動詞・ナリ活用

未然形しんじつなら
連用形しんじつなりしんじつに
終止形しんじつなり
連体形しんじつなる
已然形しんじつなれ
命令形しんじつなれ


意味

本当だ、誠だ

[出典]すける物思ひ 伊勢物語
「いとかくしもあらじと思ふに、真実に絶え入りにければ、まどひて願立てけり。」

[訳]:本当にこれほど(女性がいなくなると気絶してしまうほど、女性を思う気持ちが強い)でもあるまいと思うのに、本当に気を失ってしまったので、(親は)うろたえて神仏に願い祈りました。


備考

「しんじちなり」とよむときの活用は以下の通り。

未然形しんじちなら
連用形しんじちなりしんじちに
終止形しんじちなり
連体形しんじちなる
已然形しんじちなれ
命令形しんじちなれ


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