タンパク質の構成と種類
タンパク質は、体の15%ほどをしめる重要な物質です。
このタンパク質は
アミノ酸によって構成され、アミノ酸の
種類や使われている数、配列によってタンパク質の成分が決まっています。
その種類は100億以上とも言われていますが、大きく分けて
構造タンパク質と
機能タンパク質の2種類にわけることができます。
■構造タンパク質
その主な働きが生物体の構造にかかわるタンパク質を
構造タンパク質と言います。体の構造を作っているタンパク質とでも言えましょうか。
主なものとしては、骨、軟骨、腱、皮膚(結合組織の主成分)を構成する「
コラーゲン」毛、爪などを構成する「
ケラチン」がこれになります。
■機能タンパク質
一方で酵素や物質を体内に移送するなど、体内での化学反応に携わるタンパク質を
機能タンパク質と言います。
酸素を乗っけて血液中を移動する「
ヘモグロビン」や、「
アルブミン」などがこれになります。