「有らまし」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
有らまし」の意味、解説とその使用例を記している。
※ラ行変格活用の動詞「あり」の未然形「あら」と反実仮想の助動詞「まし」が一語になったもの。
「あらまし」には
①
あらまし(名詞・副詞)
②
荒らまし(形容詞)
③有らまし(連語)
などの用法があるが、ここでは「③有らまし」を扱う。
連語
■意味
~であればいいのに、そうあったらよいのに。
[出典]:万葉集
「神風の伊勢の国にもあらましをなにしか来けむ...」
[訳]:伊勢の国にいればよかったのに(私は)どうして(京都に)来たのだろうか...