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9_80 ことば / 単語

古文単語「やつる/窶る/俏る」の意味・解説【ラ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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やつる/窶る/俏る

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ラ行下二段活用

未然形やつれ
連用形やつれ
終止形やつる
連体形やつるる
已然形やつるれ
命令形やつれよ


意味1:自動詞

地味で目立たない身なりになる、質素な服装になる

[出典]車争ひ 源氏物語
「網代のすこしなれたるが、下簾のさまなどよしばめるに、いたう引き入りて、ほのかなる袖口、裳の裾、汗衫など、物の色、いと清らにて、ことさらにやつれたるけはひしるく見ゆる車、二つあり。 」

[訳]:網代車で少しよれよれになったもので、下簾の様子が由緒ありげなうえに、(乗りては牛車に)ずっと引きこもっており、わずかに見える袖口や裳の裾、汗衫など、物の色がたいそう気品があって美しく、故意に質素な身なりをしている様子が際立って見える車が、2つあります


意味2:自動詞

見栄えがしなくなる、衰える、みすぼらしくなる

[出典]:玉鬘 源氏物語
「いと若かりしほどを見しに、太り黒みてやつれたれば...」

[訳]:たいそう若かったときに見たが、太り黒ずんで見栄えがしなくなったので...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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