『ダンスⅠ』 アンリ・マティス
ダンスは、アンリ・マティスによって制作された油彩作品で1909年版の『ダンスⅠ』と翌年に描かれた『ダンスⅡ』の二つがあります。前者の『ダンスⅠ』はアメリカのニューヨーク近代美術館(MOMA)に、後者の『ダンスⅡ』はロシアのエルミタージュ美術館に収蔵されています。
この作品を描くにあたって、マティスはウィリアム・ブレイク1786年の水彩絵画「Oberon, Titania and Puck with fairies dancing" 」を参考にしたといわれています。
マティスの息子が経営する画廊を経て、大資本家ロックフェラー家出身の第41代副大統領ネルソン=ロックフェラーに買い上げられ、その後ニューヨーク近代美術館の設立を経て、同美術館に寄贈されました。