にぎはふ/賑はふ
ハ行四段活用
未然形 | 賑はは |
連用形 | 賑はひ |
終止形 | 賑はふ |
連体形 | 賑はふ |
已然形 | 賑はへ |
命令形 | 賑はへ |
■意味1:自動詞
富み栄える、豊かである。
[出典]:
悲田院の尭蓮上人は 徒然草
「
にぎはひ、豊かなれば、人には頼まるるぞかし。」
[訳]:(東国の人は)
富み栄えて、裕福なので、人から信頼されるのですよ。
■意味2:自動詞
にぎやかである、混み合って盛んになる。
[出典]:今昔物語
「寺の内に僧坊ひまなく住み、にぎはひけり。」
[訳]:寺の中には僧坊が隙間なく(立ち並び僧たちが)住み、にぎやかであった。