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古文単語「くむ/組む」の意味・解説【マ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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くむ/組む

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「くむ」には
・組む
・汲む/酌む

などの用法があるが、ここでは「組む」についてみていく。
マ行四段活用

未然形くま
連用形くみ
終止形くむ
連体形くむ
已然形くめ
命令形くめ


意味1:自動詞

相手に組討する、組み付く、取っ組み合う

[出典]能登殿最期 平家物語
「さては大将軍に組めごさんなれ。」

[訳]:それでは大将軍(源義経)に組討てというのだな。


意味2:他動詞

(糸などを交互にからませて)
織る、編む、交差させる

[出典]:宇津保物語
「青葛を大きなる籠に組みて...」

[訳]:青葛(のつる)を大きな籠に編んで...


意味3:他動詞

(糸などを交互にからませて)
組み合わせて作る、築く、構築する

[出典]:方丈記
「土居をくみ、うちおほひを葺きて...」

[訳]:土台を築き、簡単な屋根を覆いかぶせて...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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