「おくす/臆す」の意味・活用・使用例【サ行変格活用】
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「
おくす/臆す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行変格活用
未然形 | おくせ |
連用形 | おくし |
終止形 | おくす |
連体形 | おくする |
已然形 | おくすれ |
命令形 | おくせよ |
■意味:自動詞
おじけづく、気後れする。
[出典]:
競べ弓・弓争ひ 大鏡
「次に、帥殿射給ふに、いみじう
臆し給ひて、御手もわななく故にや...」
[訳]:次に、帥殿が矢を射られましたが、大変
気後れなさって、お手も震えていらっしゃったからでしょうか...