「きりわたる/霧り渡る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
きりわたる/霧り渡る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | きりわたら |
連用形 | きりわたり |
終止形 | きりわたる |
連体形 | きりわたる |
已然形 | きりわたれ |
命令形 | きりわたれ |
■意味:自動詞
霧が一面にたちこめる。
[出典]:
あこがれ/門出 更級日記
「年ごろ遊び慣れつる所を、あらはにこほち散らして、立ち騒ぎて、日の入り際の、いとすごく
霧り渡りたるに...」
[訳]:ここ数年遊びなれた家を、丸見えになるほど乱雑に壊して、大騒ぎをし、日がちょうど沈むときで、とても物寂しく
霧が一面にたちこめているときに...