はじめに
このテキストでは、中国の詩人
白居易が詠んだ漢詩「
八月十五日夜、禁中独直、対月憶元九(八月十五日の夜、禁中に独り直し、月に対して元九を憶ふ)」でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。
問題
次の漢詩を読み、設問に答えよ
※左から右に読んでください。
八月十五日夜、禁中独直、対月憶元九
銀 台 金 闕 夕 沈 沈
独 宿 相 思 在 翰 林
三 五 夜 中 新 月 色
二 千 里 外 故 人 心
渚 宮 東 面 煙 波 冷
浴 殿 西 頭 鐘 漏 深
猶 恐 清 光 不 同 見
江 陵 卑 湿 足 秋 陰
設問
■Q1:この句の詩形を答えよ。
■Q2:この句で韻をふんでいる文字をすべて答えよ。
■Q3:「相思」とあるが、どういうことか説明せよ。
■Q4:「三五夜」とはいつのことを指すか。
■Q5:「二千里外故人心」を現代語訳せよ。
■Q6:「故人」とはここではどういう意味で使われているか。
■Q7:「猶恐清光不同見」を歴史的仮名遣いで書き下し文にし、また現代語訳せよ。
■Q8:「恐」とは何を恐れているのか。
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